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マノエル・ド・オリヴェイラ ― インタビュー : 『不安(Inquiétude)』における「不安」について


関係のない、いくつかの異なった物語で構成されている映画を本当に好きになったことは一度もなかった。この映画はプリスタ・モンテイロの『不死の人生(OS IMORTAIS)』という奇妙な劇作品を映画にしてみたいという密かな願いから、すべてがはじまった。

しかし、コンテができると映画が短かすぎるものになるのではないかと急に不安になり始めた。そこで前から映画にしたいと考えていた2つの物語のことが頭に浮かんだ。それも同じく小さなもので、その時までにまだ実現はされておらず、まとめるのにちょうどいい機会だった。アントニオ・パトリシオの中編小説『スージー(SUZY)』が舞台にかけられ、それがヒントになって3つの物語を1つに結びつける可能性を与えてくれた。このようにして『スージー』が中心的なモチーフになり、『不死の人生』とアゴスティナ・ベサ・ルイスの『河の母(MAE DE UM RIO)』という物語を包み込んでいる。この『河の母』という物語は、フラッシュバックの形で語られる。映画全体に『不安』という題をつけたのは、それぞれの物語で多かれ少なかれ不安なことがテーマになっているからだ。実際、この『不安』という映画は、死すべきものが潜在的に持っている不死をつかみたいという欲望の表れを描いた3部作といえるかもしれない。


(大阪ヨーロッパ映画祭公式ホームページ http://www.oeff.jp/article210.html)
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by JustAChild | 2010-10-02 18:46 | Wards

マノエル・ド・オリヴェイラ ― インタビュー : 『不安(Inquiétude)』における「不安」について


関係のない、いくつかの異なった物語で構成されている映画を本当に好きになったことは一度もなかった。この映画はプリスタ・モンテイロの『不死の人生(OS IMORTAIS)』という奇妙な劇作品を映画にしてみたいという密かな願いから、すべてがはじまった。

しかし、コンテができると映画が短かすぎるものになるのではないかと急に不安になり始めた。そこで前から映画にしたいと考えていた2つの物語のことが頭に浮かんだ。それも同じく小さなもので、その時までにまだ実現はされておらず、まとめるのにちょうどいい機会だった。アントニオ・パトリシオの中編小説『スージー(SUZY)』が舞台にかけられ、それがヒントになって3つの物語を1つに結びつける可能性を与えてくれた。このようにして『スージー』が中心的なモチーフになり、『不死の人生』とアゴスティナ・ベサ・ルイスの『河の母(MAE DE UM RIO)』という物語を包み込んでいる。この『河の母』という物語は、フラッシュバックの形で語られる。映画全体に『不安』という題をつけたのは、それぞれの物語で多かれ少なかれ不安なことがテーマになっているからだ。実際、この『不安』という映画は、死すべきものが潜在的に持っている不死をつかみたいという欲望の表れを描いた3部作といえるかもしれない。


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